ナースの転職は嫌な予感

 転職にかかわらず、私たちは日々生活していると今後の展開をある程度予想することを求められます。小さなことでも、たとえば道を横断するとき左右から車が来ていないか、これから来るのではないか。
予想できない侵入などでない限り大まかな予想は立てられるはずです。
他にも、多くの人は人とのコミュニケーションにおいて相手の受け答え、会話の大まかな流れを予想しているものです。そこには期待のバイアスが入ってしまっているでしょうが、知った相手なら性格上こういう言葉を言って、こういう冗談に笑い、こういう提案をしてくるのではないか。と予想を立てた上で誰かと接するはずです。
そうすることで、不安ばかりの人とのコミュニケーションにおいて多少でも、少しでも安心することができるからです。


ナースの生活は予想が立たないことばかり

ナースとして働いていると、急患、患者さんの容体の急変など、とても予想が立てられないことばかりです。それらに柔軟に対応していく必要がありますから、ナースはとても大変な仕事ですよね。
ただでさえ大変なナースの勤務。そこに転職という要素が加わるとさらに大変になります。転職も先の見通しが立たないもので、ここは良いんじゃないかと思って勤務先の候補に選んだ病院、施設も実際に足を運んでみるとイメージとはまったく違ったりすることもあるでしょうし、次は大丈夫だろうと思って面接に出かけると思うような成果を上げることができなかったり…。
白鳥は、水面の上では優雅にすいーっと泳いでいますが、水中では足をバタバタさせているのは有名な話。白衣の天使なんて言われてても、裏では心労絶えないことばかりです。


予想が立たない人生をどう処理するのか

生きているとだんだん気づいてきます。予想が立たないことばかりなことに。予想を立てても裏切られることばかり。期待していたことに次々失敗することばかりでは、毎日を心穏やかに過ごすことなんてとてもできません。
ですからあるときには、いっそ予想も期待もしないで飛び込んでみたほうが良いことがあるかもしれません。
勝負に負けてしまう、成果が得られなかったとしても、期待していない分がっかりするものも小さく済みますし、前もって準備を何もしない方が良い結果を得られることがあります。ですが、これはもちろん慣れており、無意識に予想が立てられる類いの事柄に限られます。初めての状況においてまったく徒手空拳で挑むのは、少し危険かもしれません。